- 化学療法
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古典的抗がん剤を用いた治療です。アルキル化剤のように遺伝子を壊す治療薬は、正常細胞にも異常を来し2次性の悪性腫瘍を起こすこともあります。分子標的薬や抗体療法など化学療法を含まない治療が進んでいます。
- 分子標的薬
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病気の原因となる機序を特異的に抑える治療です。副作用は化学療法に比較して軽微です。しかし、一般的に非常に高額ですが、高額医療制度などの制度が利用できます。生涯にわたる治療が必要でしたが、一定以上の効果があれば、治療をやめても再発しない割合が確実に増えています。
- 抗体療法
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細胞の表面の蛋白に特異的に結合し、免疫力を利用して細胞を壊す治療です。悪性リンパ腫、多発性骨髄腫に、併用療法で標準療法として使用されます。
- 支持療法
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病気に合併する病気あるいは治療による副作用を抑える治療です。輸血療法も含まれます。
- 感染症予防薬
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免疫力が低下してときに細菌、真菌、あるいはウイルスからの感染を予防します。
- 輸血療法
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不足する血液を最小限で補充する治療です。赤血球、血小板、血漿成分の補充ができます。
- その他
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治療としてステロイドを使用することがあります。この場合は骨粗鬆症が進むことがあるため、そのための予防的治療を行います。